
VSTホスト
Cantabile上のVSTプラグインのパラメータを
KORG padKONTROLのトリガーパッドで操作(可変で)するには?
パッドを叩く強さ(速さ)でリアルタイムにパラメータをコントロールするには? 以下、その方法です。
padKONTROLでは、パッドごとにCC(ナンバー&値)を0〜127で設定できますが、値は固定になってしまいます。ベロシティーをCC値にしてくれたり、パッドを押しながらノブを回してCC値を送るなんていう機能はついていません。
なので、MIDIの信号を変換するVSTプラグイン
MIDIMunGUI5を使いnote(ナンバー&値)をCCに変換しパラメータを操作します。(この方法が一番簡単だと思います)
たとえば、TapeDelayのNOISEとDRY/WETをpadKONTROLのパッド(トリガーパッド)で固定値ではなく可変で操作したい場合。まず、MIDIMunGUI5をパラメータを操作したいVSTプラグイン(TapeDelay)の前に噛ませます。

MIDIMunGUI5の設定画面(>をクリックして設定変更)。5個あるうちの上2個を使ってます。C3(数字にすると48)、E3(52)のnote信号が入力されるとCCナンバー48、52を出力し、ベロシティーはCCの値として出力するという設定です。

次に、CCナンバー48、52でNOISEとDRY/WETをコントロールできるように設定していきます。
TapeDelayのTools→MIDI Filtersを選択。

+Addボタン→VST Parameter

Source ControllerとTarget Parameterを設定します。プルダウンで選択するので簡単です。
↓ CCナンバー48のMIDI信号でNOISEパラメータを操作する設定です。

↓ CCナンバー52のMIDI信号でDRY/WETパラメータを操作する設定です。

以上でTapeDelayのNOISE、DRY/WETパラメータをトリガーパッドで操作できるようになります。パッドを叩く強さに応じてTapeDelayのノブが動くはずです。

しかし、この方法でパラメータを操作できないプラグインもあります。
また、MIDIの信号の流れを検証したい場合、MIDIMunGUI5と同じサイトにある
MIDI monitorがとても便利です。